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リノベのカタチ

リノベのカタチ

2023.03.21

築29年、親から受け継いた3LDKマンションのリノベ。
リビングと部屋の位置変更でより暮らしやすく。
造作家具で大容量の収納と和のテイストを実現。

札幌市中央区・I様邸

札幌市南区の山の中で暮らしていたIさんのご両親が冬の拠点としていたのが中央区のマンション。
Iさんは、お母さまが他界されたあと、マンションを受け継ぎ
お子さん2人との住まいへリノベーションすることを決断されました。

当社へは、知人からのご紹介で連絡をいただきました。
道産木材を使用した質感豊かな三五工務店の家づくりは、
山の中のご実家と重なる部分があったそうです。

プランは、西側にある隣のマンションに日差しが遮られ薄暗かった
リビングを南側に設けること、子供部屋を2部屋確保すること、
書家であったお母さまの作品が入る和風のインテリアにすることが希望でした。

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造作の小上がりが和の趣を高めるリビングには、
新しい暮らしに向けて購入した藍色のソファを置きました。
和紙風のクロスの壁には、額装されたお母さまの“書”とともに
大事に使われてきた筆もレイアウトされ、外からの光が美しくにじみます。
ご実家にあったちゃぶ台は、あつらえたかのようにマッチし、
趣が増すインテリアとしても活躍しています。
また、ロールスクリーンでリビングを仕切り、
簡単にプライベート空間をつくりだすこともできます。
畳の可動式の小上がりの下はお布団も入る大容量の収納スペースとなっており、
生活感を抑え、和のテイストが引き立つ空間が実現しました。

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キッチン側が収納になっている造作カウンターは、食卓兼用でキャスター付きです。

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帰宅時や来客時に便利な手洗いをホールに造作。

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■after

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お母さまの作品や道具などの保管用収納。思い出のある桐だんすも収めました。
要所要所にピクチャーレールを施工し、季節や気分で作品を入れ替え、
お母さまが大切にされてきた掛け軸を飾るなど
日々の暮らしの至るところに、“母の世界観”が味わいとなって受け継がれていきます。

限られた面積の中で、細部まで追求し「いごこちのいい我が家ができました」と喜ぶI様。
ショールームに行くのも、畳の色を決めるのも、
一つひとつがすごく楽しかったと仰っていただけました。

柱や梁の凹凸を逆手に取って造作した棚や多機能な造作家具をフレキシブルに
使いこなしながら楽しく上手に暮らされています。

■リフォーム担当者より
マンションでは、柱や梁の凹凸をどう活かすかが面白さであり、プランの考えどころです。
I様のお宅でも、可動型の家具を含めて造作を駆使し
建具の高さを細かく検討してできるだけ凹凸が気にならないように考えました。
出窓のように張り出したリビングの窓スペースに小上がりを納めるプランは、
I様とお話をしている時に二人で一緒にひらめいたもので
そうしたやり取りを含めてリフォームの楽しさを共有させていただけたことを嬉しく思います。

■DATE 種別/マンション 築年数/29年 工期/約2ヶ月

RENOVATION MODEL HOUSE さらに住み継ぐ 三五の家 RENOVATION MODEL HOUSE さらに住み継ぐ 三五の家